市販されている歯磨き粉には、歯や歯肉のために色々な物が含まれています。一番多いのは、やはり「フッ素」です。フッ素は歯を強くする効果があり、歯磨粉で手軽に歯に塗布できます。歯磨きの時に歯に塗っている事になりますが、毎日の事なので歯磨粉に含まれているフッ素濃度は高くはありません。そこで、歯科医院での濃度の高いフッ素塗布をお奨めします。フッ素塗布は年に２回が基本です。歯磨粉に配合されているくらいですから、当然大人になっても塗布していいものです。あくまでも保険は効きません。当院では１回税込５２５円で施術を行っております。市販の歯磨粉のフッ素と歯科医院のフッ素塗布を比べるには、リンスで考えてみてください。歯磨粉のフッ素は市販のリンスで、歯科医院のフッ素はエステか美容院のリンスと考えていただくと、歯科医院のフッ素塗布の効果が高いのをご理解いただけると思います。しかし磨き残しのある歯にフッ素を塗布してもフッ素は乗りません。きちんと磨けてない磨き残しの歯垢（プラーク）が邪魔をして、その下の歯の表面にフッ素が乗らないのです。では、ちゃんとした歯の磨き方は‥次回はこのあたりのお話をさせていただきます。ぜひご覧下さい。


第五回「お風呂と歯磨き」
第四回「幼稚園保育園検診と子育て支援センターでの講演と検診から」
第三回「お子さんの歯磨きの仕方（当院でお話していること）」
第二回「きちんとした歯の磨き方とは？」
第一回「フッ素を塗りましょう」